エバポレーターの洗浄、吹き付ける方法と、送風ファンを外す方法の違い
この記事でわかること
- 同じ「エアコン洗浄」でも、部品を外さない作業と、送風側の部品を外す作業があること
- 違いは「どこまで開けてから洗うか」という工程の違いであること
- 外すのは送風ファン(ブロアモーター)で、エバポレーター本体は車から取り外さないこと
- 本体を取り外して洗う方法もあり、内藤オートサービスでは行っていないこと
先に答え:違うのは「どこまで開けるか」です
「エアコン洗浄」という同じ名前の下に、作業の範囲が違うものが並んでいます。
- 方法1:部品を外さず、専用のクリーナーをエバポレーターへ泡状に吹き付ける
- 方法2:送風ファン(ブロアモーター)を外し、できた開口から奥まで洗う
- どちらも、エバポレーター本体は車に付いたまま
中身が違えば、かかる時間も料金も変わります。どちらが優れているという話ではありません。どこまで開けてから洗うのか、手順の違いとして見てください。
こんな疑問はありませんか?
- 「エアコン洗浄」というメニューの説明が、お店ごとに違って読める
- 「分解洗浄」と書かれているが、どこをどこまで分解するのか分からない
- 市販の洗浄剤を自分で使うのと、お店に頼むのは何が違うのか気になる
- エバポレーターを車から取り出して洗うのだと思っていた
そもそも、エバポレーターは車から取り外せる部品ではありません
先に前提をひとつ置きます。エバポレーターは、空気を冷やす役目を持つ部品で、ダッシュボードの奥に組み込まれています。家庭用エアコンのフィルターのように、簡単に取り外して洗うことはできません。
つまり、どの作業も「車に付いたままのエバポレーターを、どうやって洗うか」という話になります。違いが生まれるのは、そこへ手を届かせるためにどこまで開けるかです。
方法1:部品を外さず、洗浄剤を吹き付ける
ひとつめは、専用のクリーナーをエバポレーターへ泡状に吹き付ける方法です。部品は取り外しません。エアコンフィルターを抜いた開口や、送風の通り道から洗浄剤を送り込みます。
作業時間が短く、コースの施工と一緒に行えるのが、この方法の位置づけです。内藤オートサービスでは、普段のお手入れにあたる、簡易的なクリーニングとしてご案内しています。どのコースにも追加でお付けいただけます(国産車のみ対応)。輸入車は一度ご相談ください。調べてからご連絡します。料金はサービス・料金のページにまとめています。
市販のスプレー式の洗浄剤も、考え方としてはこの方法と同じ系統です。ただし、車種によって洗浄剤の入れ方や注意事項が異なり、送風側の部品に洗浄剤が入り込まないよう指定している製品もあります。ご自分で使われる場合は、その製品の説明をよくお読みください。
方法2:送風ファン(ブロアモーター)を外して、その開口から洗う
ふたつめは、送風を担うブロアモーターを取り外してから洗う方法です。取り外してできた開口が、エバポレーターへの作業口になります。
順を追うと、こうなります。まずブロアモーターを取り外し、羽根とその周りに付いた汚れをクリーニングします。取り外すのは、基本的にブロアモーターとその周りの部品です。次に、できた開口から内視鏡を入れて、エバポレーターの状態を確認します。そのうえで専用の洗浄剤を行き渡らせ、付着した汚れをクリーニングします。仕上がりはもう一度内視鏡で確認し、外した部品を組み付けて復元します。
ここで大事なのは、外すのが送風側の部品だという点です。エバポレーター本体は車から取り外しません。ガスの配管も開けません。
「開ける」と「取り外す」は別のことです
方法2で行うのは、エバポレーターへ手が届く開口を作ることであって、エバポレーターそのものを車から取り出すことではありません。ダッシュボードを降ろす作業とも別のものです。
世の中には、本体を取り外して洗う方法もあります
3つめとして、エバポレーターを取り外して丸洗いする「完全分解洗浄」という方法もあります。ダッシュボードの脱着を伴う大掛かりな作業となり、費用も高額になります。
この方法は、内藤オートサービスでは行っていません。当社が行うのは、上の方法1と方法2です。
| やり方 | 取り外す部品 | エバポレーター本体 |
|---|---|---|
| 方法1:洗浄剤を吹き付ける | 取り外しません | 車に付いたまま |
| 方法2:送風ファンを外して洗う | 送風ファン(ブロアモーター)と、基本的にその周りの部品 | 車に付いたまま |
| 完全分解洗浄(当社では行いません) | ダッシュボードの脱着を伴います | 車から取り外します |
選び方
手軽なお手入れなら方法1、においをしっかり取りたいなら方法2(丸ごとエバポレーター洗浄)です。エバポレーター本体は車から取り外しません。取り外すのは送風側の部品です。開ける範囲が違うぶん、作業にかかる時間も、料金も変わります。そこを踏まえて選んでいただくのが、いちばん納得のいく選び方だと考えています。
※ 届くのはエアコンの風の通り道までです。内装に染み付いたにおいには届かず、感じ方には差があります。
判断がつかないときは
お車の状態や、これまでのお手入れの履歴によって、どちらをおすすめするかは変わります。施工の前にお車を確認しますので、気になっていることをそのままお伝えください。日程のご相談は、方法1・方法2とも予約フォームからお願いします。方法2は、フォームのメニューで「丸ごとエバポレーター洗浄」をお選びください。作業や料金についてのご質問はよくあるご質問もあわせてご覧ください。
※ 作業の範囲や進め方は、車種・年式・お車の状態によって異なります。すべての車で同じ手順になるものではありません。
まとめ
部品を外さずに吹き付けるのが方法1。送風ファンを取り外し、その開口から洗うのが方法2。どちらの方法でも、エバポレーター本体は車に付いたままです。
「違うのは、どこまで開けるか」
どちらの洗浄がよいか、施工の前に一緒に決めます
においをしっかり取りたいなら、送風ファンを外して奥まで洗う丸ごとエバポレーター洗浄(国産車のみ・脱臭フィルター交換込み)があります。手軽なお手入れなら、エバポレーターへ専用のクリーナーを泡状に吹き付ける作業を、各コースに追加でお付けいただけます(国産車のみ対応)。輸入車は一度ご相談ください。調べてからご連絡します。
一級自動車整備士がご自宅や職場まで出張し、施工前にお車の状態を確認します。気になる点はお気軽にご相談ください。立ち会いは不要です。お電話・予約フォームよりお問い合わせください。
※ お電話でのご予約・ご相談も承ります(受付 9:00〜20:00・不定休)


