Storyストーリー

なぜ「出張型エアコン施工」を始めたのか

すべての始まり ― ディーラー時代の6年間

私の自動車人生は、地元のトヨタディーラーから始まりました。

右も左もわからない新人時代、先輩に教わりながら基本的な点検作業を一つずつ覚えていきました。
ちょうどハイブリッド車が普及し始めた激動の時代。毎日が新しい技術との出会いの連続でした。

「おかげで安心して運転できます。ありがとう」

お客様からいただいたその一言の嬉しさは、今でも忘れることができません。
お車を預かる責任の重さ、そして技術で人を幸せにできるという喜びを教えてくれた、大切な6年間でした。

極限の環境が教えてくれたこと ― スキー場での6年間

その後、まったく異なる世界へ飛び込みました。
スキー場で働く、巨大な圧雪車や降雪機の整備です。

一般車とは桁違いのスケールの機械。しかも、故障すれば翌日の営業に直結するというプレッシャーも加わります。
マイナス20度の真夜中、緊急修理で呼び出されることもありました。

「明日、たくさんのお客様が楽しみにして来るんだ。絶対に直してみせる。」

そんな使命感で作業にあたる日々。
ここで学んだのは、どんな過酷な状況でも「絶対に動かす」という責任感、そして事前の点検で「絶対に止めない」ための予防整備の大切さでした。

プロの厳しさを知った3年間 ― レースメカニック時代

さらに技術を磨きたいという想いから、レースメカニックの世界に飛び込みました。
そこは、まさに別世界でした。

1秒を争う現場では、わずかなミスも許されません。
ですがその分、技術に対する責任感と誇りも、誰よりも強く持つ必要がありました。

限界まで調整された車両を扱いながら、「速さ」と「正確さ」の両立を徹底的に叩き込まれた日々。
時間がないからといって、手を抜くことなど決して許されませんでした。

このとき培った技術と心構えが、今の私の礎になっています。

そして、すべてがつながった瞬間
営業時代に経験した「時間がない」「車の管理が面倒」といった実体験。
それに、15年間積み重ねてきた技術経験。

このふたつが重なったとき、「これだ」と思いました。

「同じような悩みを抱えている方が、世の中にはきっとたくさんいる」
「その方々のお役に立てるのではないか」

そうして、理想のサービス像がはっきりと見えました。

理想のサービスとは

私がお客様のもとへ直接伺えば、整備工場への往復時間は“完全にゼロ”になります。

お仕事中でも、ご家族とのんびり過ごしている時間でも――
その間に愛車を快適な空間へ整え、お返しできる。

しかも、15年間で磨いた確かな技術力で、安心してお任せいただける品質もお約束できます。

「これだ!」

心の底からそう思った瞬間でした。

だから、内藤オートサービスが生まれました
技術者として積み重ねた経験と、
お客様として感じた不便さ。

その両方を知っている私だからこそ、本当に求められるサービスをご提供できます。

あのときの想いを形にして――
皆様の大切な時間と、快適な車内環境を守ること。
それが、内藤オートサービスの原点です。